中国では洗濯機で〇〇を洗う?!

私が以前、中国で日本の家電メーカーの方と

お話していたときに…

「最近、困った苦情がくるんですよ…」

と、いうので

どうしたんですか?”

と、事情を聞いてみると



「オタクの洗濯機はすぐ壊れる!!!」


と、怒っているお客さんがいたようで

分解して洗濯機の中身をみてみると泥だらけ…

「普段どういったものを洗ってるんですか?」

と聞いてみると…



「ジャガイモを洗ってるんだよ〜、泥落とし大変だからね」

「ちなみに服は洗ってないよ、ジャガイモ専用だよ」



と、言われて…



「いや、そりゃ壊れるでしょ!!」



といった話があったようです。


これは極端な例ですが

昔の北海道では冷蔵庫はモノを「凍らせないため」

使っていた。という話も聞いたことがあります。

使う人によって使用目的は全く違う。

洗濯機はちょっと極端な例でしたが

それ以外でもこんなことってたくさんありますよね。

スマホであれば…

Aさんが求めていること:

Youtubeや動画を見るための機器

Bさんが求めていること:

孫の顔を見ながら話せるテレビ電話

テレビであれば…

Aさんが求めていること:

ゲームや映画を映すための趣味の道具

Bさんが求めていること:

ニュースなどの情報収集の道具

スポーツジムであれば…

Aさんが求めていること:

ダイエットをして体重を5kg落とすための手段

Bさんが求めていること:

5ヶ月後のボディビルの大会へ向けた日々のトレーニング場

いくつか例を挙げてみましたが

全く同じものを買ったり、利用しているのに

Aさん、Bさんが得ているものが違いますよね?


あなたの商品も実は全く同じことが起こっています

あなたのお客さんでもAさんとBさんのように

得ているものに違いがあるお客さんがいるはずです。

あなたの売り物も、本来は

商品そのものではなく、その先のお客さんが得ているモノやコトです。

実際にはお客さんは”これ”買っています。

商品はそれを得る手段に過ぎません。

あなたの売り物はなんなのでしょう?

それでは、あなたの売り物ってホントはなんなんでしょう?



Aさんが得たいもの?

Bさんが得たいもの?

それともCさん?

はたまたDさん?



みんな違うんだからなかなか決まらないはずです。

つまり、

”誰のための”商品なのか?

誰に売るのか?

を先に決めないと

「私が売っているものはコレです!」



とは言えないですよね。


誰に売るのか?


が決まっていない状態では

商品、サービスが持っている本当の良さが伝わりません。


この商品は誰のためのもの?


を決めると

「こんなものを売ってます」

というのが明確になりますよ。

そして、お客さんも集まりやすくなります。



本日はここまで。

あなたの事業に利益が今より残り、あなたの事業と人生がもっとよくなることを願って。



PS.
ちなみに、冒頭の洗濯機の話には続きがあります。

中国のローカル家電メーカーは

野菜を洗うのに洗濯機が便利!という農家さんがいる。

ここに目をつけて

野菜専用の洗濯機を作ったのはウソのようなホントの話です。



あなたの商品・サービスを買ったお客さんが本当に得ているモノってなんでしょうか?

ちょっと時間をとって、お客さんをよく観察してみてください。