昨日は面談を1件していました

とある方の紹介で

ちょっと相談に乗ってやってほしい人がいる

ということで1件面談をしました。

内容としては過去に治療院をやっていて

一度はリタイアしたが、もう一度再起したい。

といった内容でした。


ひとまずは治療院を始めたきっかけや
過去の状況と当時辞めた理由などから

少しずつ紐解いていきました。

売上がゆるやかに下がっていく恐怖

私は面談をする際に

相手が特になんども繰り返す言葉

に注意しながら話を聞いています。

この方の場合

”あるタイミングからゆっくりと売上が下がっていった”

ということばが繰り返されるキーワードでした。

キーワードからわかる一番ツラかったこと

本人の口からは

「売上が下がっても固定費は変わらない恐怖があった」

「固定費を下げるために再起は店舗型以外の方法を考えている」


といった話が出てきたのですが


多分、本当にツラかったのはそこじゃないだろうな…

と感じてこう伝えました。

”本当に一番ツラかったのは売上が下がり、
お客さんが離れることで自分の技術に自信が
持てなくなることだったんじゃないですか?”


そうすると、本人の口からも


「本当はそうでした…。」

と正直に教えてくれました。


本当の問題がここだった場合、


-固定費を下げること

-店舗を持たない経営をすること


を実行しても前述の


自分の技術が認められない(気がする)恐怖


からは逃れられません。


本当はここに気づいて問題解決に進まないと

途中でそもそもの解決すべき問題が間違っていたことにあとで気づき、ふりだしに戻ってしまいます。

事実に解釈を追加するのは自分自身

人間は起こった事実に対して、どうしても自分なりの解釈を加えてしまいます


今回の方でいえば、

事実:売上がゆるやかに下がっていった。

解釈:自分の技術が悪いのだろうか…


このように、事実と解釈は全くの別です。



そして、解釈をスタート地点にして解決策を探す

たいてい間違った解決策を選ぶことになってしまいます。


だからこそ、私はこの方に

事実に対する、解決策と方向性を伝えておきました。


いまだに、私でも解釈に翻弄されて間違ったやり方を選ぶことがあります。


だからこそ、意識的にこの2つを分けて考えてみてくださいね。


あなたは事実と解釈を混同していることはありませんか?

自分なりの解釈を中心に考えて”思い込み”してしまっていることはありませんか?


正しい問題発見が、全てのスタート地点ですよ。


本日はここまで。

あなたの事業に利益が今より残り、あなたの事業と人生がもっとよくなることを願って。

PS.

ちなみにこの方にはもうひとつの思い込みがありました。

それは

”技術さえ磨けばお客さんはずっときてくれる”

です。


これって言いかえると


”いい商品を扱えば売れる”


という言葉と同じです。


わかりやすく身近なモノに置き換えて考えてみましょう。



おいしい商品=売れる

一番売れる商品=一番おいしい商品

世界で一番おいしいハンバーガー
=世界で一番売れている、マクドナルド…???

ということになっちゃいます。


思い込みのワナには気をつけましょう。


世の中、いい商品なのに売れずに陽の目もみなかったもので溢れています。

いい商品であることに加えて、”正しくお客さんに良さが伝わる”

ことが大切です。


だからこそ、集客やセールスへの工夫も忘れてはなりませんね。