何かと有名になったアノお店のお弁当

写真に載せたのは、最近有名なナガ○ヤさんのお弁当です。

宮崎県外の方にとっては「なんのこっちゃ?」ですよね。

このお店は弁当のボリュームとネーミングで有名になった地場のスーパーです。

つい先日お店にいくと…

「あれ…また変な名前の弁当増えてる…」

ということに気づきました。

なんだか気になってきて、お店の様子をマジマジと見たので
今日は勝手に独断と偏見でこのお店のコンサルをやってみます。

客よせパンダは完成している

まずはお店にお客さんが集まるようにする。

という点では、ニュースのおかげもあってか弁当目当てのお客さんが

増えているように感じています。

おそらくネーミングの意味もわからないであろうおじいちゃん世代も

弁当を選んでいる様子がお昼頃に見かけられます。

ただし、これらのお弁当。

私も食べたことありますが、普通に美味しいです。

諸々のことを考えても、このお弁当単体では、ほとんど利益が出ていないはずですよね。

なので

客よせパンダ(お弁当)でお客さんがお店に来る流れはできている。

という状況です。

そうするのであれば、さらなる”ついで買い”を誘って

一人あたりの購入単価を上げていく方法を考える必要があります。

狙うべきポイントはドコか?

まぁ、恐らく狙いやすいのは(弁当のバリエーションを増やすよりも)

弁当に加える小〜中サイズのお惣菜購入を増やすことがカギのひとつになりそうです。

例えば、
250円弁当に合う”もう1品”となる、種類や量の調整をした商品(惣菜系)を出すことですね。

250円弁当+焼き魚(1/4匹分くらいのサイズ)のセット買いを狙う

などなど。

こうすることで、ついで買いを誘って、客単価が上がりやすくなります。

もちろん、既にこのお店にはお惣菜があるのですが…

弁当との組み合わせを想定していない量や金額が多く、種類も多くはありません。

お客さんの心の声と実際の行動にフォーカスする

人間の心理とは不思議なもので、

通常お昼のお弁当代が500〜600円かかっていたものが

急に250円で済むようになると、ついでに何かを買い足してちゃうことってありませんか?

結果として、お弁当代が250円で済んでもけっきょく追加でなにか買ってしまう。

お客さんの様子を見ていても、250円弁当を買った後についでにお惣菜や刺身

など、合わせて食べるものを探している感じの方が少なくありません。

お客さんが集まること はもちろん大事なのですが

集まったお客さんキッチリ利益を残してくれる流れにしないと…

いくら客が増えても、お店に利益は残りません。



売上=客数 × 単価 × 購入頻度

になるので、どこかが極端に弱いとけっきょく売上が伸びないことになっちゃいます。

本日はここまで。

あなたの事業に利益が今より残り、あなたの事業と人生がもっとよくなることを願って。

PS.
ちなみに実際の販売数や平均客単価等のデータなしで書いているので多少のズレはあると思います。

さらに私が見たのは地元の1店舗だけなので、店舗ごとに多少やることの差異はあるでしょう。

にしても、なんでこのタイミングで弁当のラインナップを増やしたのだろう?

という点は多少疑問ですね。

上層部からの指示なのか、開発者がニュースに取り上げられて嬉しくて頑張っちゃってるのか…

客よせパンダが上手にできたら、単価アップの施策を忘れないようにしましょうね。

PPS.
ネーミングの傾向からして、開発担当の方って30代〜40代前半のゲーム好きの男性なんだろうな(笑)

って思ってます。

かなり親近感のあるネーミングが多いので。