あなたの商品はどっち?
突然の質問ですが
あなたが今あつかっている商品は
”売りたいもの”ですか?
それとも
”売れるもの”ですか?
普段からなにげなく売っている商品が
このどちらなのか?
や
これから新商品を開発したい、取り扱いたい
と思っている人には
かなり重要な考え方を今日はお伝えします。
誤解がないようにもう少し説明すると
”売りたいもの”
=お客さんの欲求に関係なく
あなたの過去の技術や経験から売りやすい
または利益が取れるから
売っているものといった意味です。
”売れるもの”
=お客さんが欲しいという商品。
あなたの過去の技術や経験に関係なく
お客さんに求められているから売っている商品。
といったイメージです。
あなたが売っているのは
”売りたいもの”と”売れるもの” どちらでしょうか?
”売りたいもの”と”売れるもの”の境界線
”売りたいもの”と”売れるもの”
これを専門用語で
プロダクトアウト=”売りたいもの”
と
マーケットイン=”売れるもの”
呼びます。
ここでちょっとプロダクトアウト型商品の事例をお話しします。
とある大企業からの相談(プロダクトアウトの例)
以前、私が全国でテレビCMを出している企業からこんな相談を受けました。
〜〜〜〜〜
お客さん:
「実はウチの新商品ができまして…」
「この商品のスゴいところはXXXXだけではなくXXXXへもできるんです」
「この技術を応用した防犯システムは自動車会社の”ピー”社の社長宅にも導入しています」
※”ピー”は自主規制音です。日本に自動車会社なんて数社しかないので…。
私:
”ヘぇ〜〜それはすごい!ところで今日はどのようなご相談で?”
お客さん:
「あのぅ…この商品ってどうやって売ればいいと思います?」
私:
”…”
(典型的なプロダクトアウト型商品か…)
〜〜〜〜〜
こんな風に、持っている技術、知識、経験をベースに
商品を先に作るパターンは典型的なプロダクトアウトです。
大きな企業ほどこのパターンは多いのですが
この方法の利点は
先に市場を抑えてしまえば、先行者利益をジャンジャン取れることです。
ただし、売れなければ…
どえらい大損を喰らいます。
小さな会社の基本はマーケットインで
こと、小さな会社や個人事業では
1回の大損で会社や事業が傾きます。
だからこそ、お客さんが
”それ欲しい!”
といってくれるような
商品/サービスを取り扱うこと
や
商品/サービスの見せ方や魅せ方(欲しいと思ってもらう)
を工夫する必要があります。
そのためには”お客さんの声”をちゃんと聞いてあげてください。
新規だけを常に探して
売って終わり、売りっぱなしの商売では
長く続けることは難しいですよ。
本日はここまで。
あなたの事業に利益が今より残り、あなたの事業と人生がもっとよくなることを願って。
PS.
お客さんの声を聞くこと
はお客さんが普段抱えている
不満や悩みを聞き出すこと
とも言い換えられます。
そんな時のポイントは
下記の過去記事を参考にしてくださいね。
【カンタンにお客さんの悩みを見つける方法。】