みんな大好き成功事例集。


成功事例、好きですか?

〇〇事例集プレゼント!


なんて表記を目にするとついつい手を伸ばしちゃう人は少なくありません。

何も、これが悪いわけではありませんが…

あなたが事例をマネして成功したことって少ないのではないでしょうか?

成功例に目を通すのはよくても…飛びつくのは考えた方がよいワケ


なんらかの成功事例を試してみるのも決して悪いことではありません。

むしろそういった方の行動力を私はとても評価します。

ただし、成功事例を目にした時に一度、立ち止まってチェックするべき重要なポイントがあります。

それは…

この成功事例の”前提条件”はナニか?です。

このままでは説明不足だと思うので、ちょっと例を書いてみます。


例えば、メールで集客をして成功した人がいたとしましょう。

この場合の前提条件を考えるのであれば…

・成功した人はどれくらいメールアドレスの件数を持っていたのか?
→仮に成功した人が4000件のリストを持っていたとして、あなたが100件しかないのならば、前提条件が揃っていないかもしれません。

・メールで連絡して見てくれるのはどんなお客さんか?
→あなたの顧客が法人顧客であればメールをよく見ますが、一般消費者であればメールよりもLINEを見る機会が多いと思いませんか?


これはあくまで、よくある一例ですが

前提条件を考えることで、より深く成功の本当の理由を探ることができます。

これって本の読み方でも同じです

本を読んでみても、さまざまなやり方が紹介されていますよね。


こういった場合でも

この著者の前提条件ってなんだろう?

自分と著者の違う部分と共通する部分はナニ?


といったように考えてみることです。


ただし、注意しておいて欲しいのは…

著者自身もなぜ自分が成功したのかうまく分析できておらず

「自分はコレで成功したから、あなたも試してみて!」

なんて、暴論も多いので注意してみてくださいね。

また、大企業の経営者の本で「想いが大事だ!」

なんてことが書かれていますが、

”想い”以前に人員規模も会社の資本規模も広告費も仕組み化や分業化も小さな会社とは全く違っていて

ありとあらゆる前提条件が違うのでご注意を。


本日はここまで。

あなたの事業に利益が今より残り、あなたの事業と人生がもっとよくなることを願って。

PS.
気づいている方も多いと思いますが

大企業の有名人が書いた本の内容は

中小企業では使えない、できない、無茶がある、

といったやり方が多いので、あんまり鵜呑みにしすぎないでくださいね。