最近、ボランティアで通訳(中国語)をしています。
私は中国上海で7年間暮らしていたため中国語が話せます。
たまたま
同じ新富町で製造業をされている企業に中国人スタッフがいらっしゃり
社長自ら日本語教室を実施しているとのことだったので
なにかお手伝いできますか?
とお伝えし、週1回の日本語教室に参加させてもらいました。
社長が聞きにくいことも聞いてみました
2名のスタッフさんの出身地や
家族構成(お子さんはいますか?)
どうして日本に来てくれたんですか?
などなど、身の上話を聞いたり
ぶっちゃけ日本語勉強したい?
(研修生なので)3年後に試験があるけど、受けて残る?中国に帰る?
といった、聞き辛い質問も社長さんのOKをもらった上で聞かせてもらいました。
相手側に立つことで、本当の悩みは少しずつ引き出せる
これまで、社長さんが
「なにか困ったことや相談したいことある?」
と聞いても…
「ありません…。」
といった回答しかなかったそうなのですが
私が参加した最初の会では
実は…
「自炊しているんですが、お米が高くて…もっと安いところ知りませんか?」
と、意外な困りごとを相談してくれました。
しかし、よくよく比較してみると
日本の安いお米と中国のお米を比べてみると2.5倍ほどの価格差があることがわかりました。
そのスタッフさんは月に10kgほどは消費しているそうなので
確かに結構切実な問題かも…と気づきました。
2回目に参加させてもらった時は
「実は…あまり気にしていなかったのですが、足首にちょっと違和感があるんです」
との悩みが出てきました。
本人曰く
・めちゃくちゃ痛いわけではない…けど数カ月ずっと続いている
・日本ではどの病院に行けばいいのかわからない…
・予約とかいるのだろうか?
・お医者さんは言いたいことを理解してくれるだろうか…
と、実は悩んでいたことがわかりました。
本人が教えてくれたことで、先日、病院にいってみました。
もちろんですが、病院でも通訳としてサポートにいかせてもらいます。
相手側に立つことで、本当の悩みは少しずつ引き出せる
日本人に対してでも同じですが、
相手側に立てないと、本当のことは教えてくれません。
今回のケースはさらに言葉の壁を取り去った安心感の違いもあったと思います。
こと、”人”が絡むトラブルは…
「実はここ最近ちょっと変だな、と思ってたんだよね」
なんてことはよくありますよね。
予防しようという姿勢を持って行動するだけでも
のちのち発生する問題を事前に小さくすることができます。
逆に見過ごしたままでいると…
思わぬタイミングで困ることになりますよ…
(ちなみに課長職を以前はしていたので、私にも身に覚えがたくさんあります)
職場でたまに感じる、ちょっとした違和感や変な予感は結構当たるので
まずは声かけしてみる
など小さなことからやってみることをオススメします。
本日はここまで。
あなたの事業に利益が今より残り、あなたの事業と人生がもっとよくなることを願って。
PS.
いつでも、というワケではありませんが
本当に困っている場合はスポット(1,2時間)であれば中国語のサポートができます。
ボランティアなので、費用等もいただいていません。
お悩みの場合は相談に乗れることもあるかもしれませんので、このメールに返信くださいね。
PPS.
先日、中国人のスタッフさんと病院にいってきました。
X線を撮ったり、触診したりと丁寧に診てもらえて
筋を痛めているのだろう、ということがわかり
スタッフさんと一緒に”ホッ”と胸を撫でおろしました。