人手に困っていた、とあるそば屋さんの話

先日、ツイッターでとあるそば屋さんの求人が話題になっていました。

というのも、そのお店ではそば打ち職人を探していたそうなのですが…

いくらがんばっても、応募は0名…

どうしたものか…と困っていたそうです。

そんなそば屋に50名もの応募がきたヒミツ…

このそば屋さんが具体的に行ったことはたった一つです。

それは

募集する時の文章を変えてみたことにあります。

具体的には…

掲載1回目 

「創業120年、愛され続ける老舗です」

→応募0名 

掲載2回目 

「遠方からのお客様も多い人気のお店です」

→応募0名 

掲載3回目

「一日中誰とも話さなくていい仕事」

→応募50名



この文章にかえただけなのに…応募が殺到したようです。

50名も応募してもらえたので、

その中から良い人を”選んで”採用することができたことでしょう。

この文章のポイントはどこでしょう?

文章を変えただけなのに…応募が0名→50名になった。

さて、あなたはこの文章のポイントはどこにあると思いますか?



それは…

自分(自社)目線で考えた文章なのか?

相手(求職者)目線で考えた文章なのか?

という違いです。



目線という言葉を使いましたが、もう少し詳しく説明するならば

相手の利益(ベネフィット)を中心に文章を考えるということです。

創業120年、遠方からのお客も多い、といった文章は

求職者にとっては…正直”どうでもいい”情報です。

それよりも

”めんどうな先輩はいないか?”

”変に残業が多くないか?”

など、自分に関わる情報が”欲しい”のです。


それが今回でいえば

”黙って黙々と仕事ができたらなぁ…変な人間関係に巻き込まれたくないなぁ…”

と心の中でモヤモヤしている方が応募してきたワケです。



今回は求人の話でしたが、売上アップを考える場合でも同じです。



あなたがお客さんに伝えているメッセージはどうでしょうか?

お客さん側の気持ちに立てば書く文章はまるで変わってくるはずですよ。



本日はここまで。

あなたの事業に利益が今より残り、あなたの事業と人生がもっとよくなることを願って。



PS.
コロナによる影響がジワジワと出てきましたね。

詳しくは下記の記事にて書いていますが…

あなたはどんな準備をしていますか?