つい先日テレビを見ていたところ…
上記の写真は売上が35%アップしたコインランドリー
へのインタビューの様子です。
なんと、このコインランドリーでは
あることができる場所を作っただけで売上が35%アップしたそうです
具体的にやったこととは?
実は、このコインランドリーでは
メルカリ(フリマアプリ)用に洗濯した写真が撮れるように
服をかけたり、靴をかっこよく並べられる場所を作り
背景のスクリーンの色まで変えられるようにしたそうです。
その上、照明の位置まで調整したそうです。
こうすることで、お客さんは
-商品の色などに合わせて綺麗に写真が撮れる
-写真を撮る際にコインランドリーの店名が写るので
ちゃんと洗っていることを証明できる。
といったことがすぐにできます。
店側としても、
-少ない投資(ロールスクリーン、証明、台など)で客数増を狙える
-メルカリにこの写真が増えれば増えるほど、自動的に店の広告として広がる
といったことが狙えます。
しかし、本当に大事なことは…
この事例から考えられる、一番重要な要素はなんでしょうか?
それは…
お客さんの行動を観察すること
です。
実際、この案を発案した方も
「洗濯をたたむ台で写真を取っているお客さんがいることに気づいた」
「そして、お客さんになぜ写真を撮っているのか聞いてみた」
ことからスタートしています。
商品/サービスは売って終わりではない。
普通に考えれば、コインランドリーは服を洗う場所です。
もし、自分のサービスをそう定義づけていたら
おそらく、そのサービスの進歩はないでしょう。
しかし、お客さんが実際にどう使っているか?
を調べると、売った後に何が起こっているかを考えることができます。
-会社用の製品のはずが、実は個人用として使っている人が多い
-贈り物用として作ったのに、個人で消費されている
-全くもって想定外の業種で、重宝されている
などなど、
売り手の想定と買い手の実際の行動にギャップ
があったとしたら、それは売り方を改善するヒントになり得ます。
本日はここまで。
あなたの事業に利益が今より残り、あなたの事業と人生がもっとよくなることを願って。
PS.
ニュースやテレビで取り上げられそうだ!
と、商売のチャンスや、これまでの苦労が報われる(気がする)から
メディアへいろいろ紹介したり、話してしまっている人を見かけますが
秘中の秘は明かさない。
ということも重要です。
現に、このコインランドリーのアイデアは瞬く間にパクられることでしょう。
おそらく、それ以上に知名度向上、宣伝効果がある。と狙ったとは思いますが
隠しておいたほうがよいことも世の中にはあります。
駅伝への青学への密着も一時期すごかったですが、、、
商売、スポーツに限らず、秘中の秘をどう扱うかは慎重に…。