マーケティングとはなんでしょうか?
きっとあなたもマーケティングという単語は聞いたことがあると思います。
- 市場調査のことじゃないの?SWOT分析とかそういうやつ
- よくわからないけど、大企業がCM出すときに考えていること?
- 言葉は聞いたことあるけど、実際のところよくわからない…
上記のような反応が多いかもしれません。
ここで、ある書籍からマーケティングの目的について説明したものを抜き出します。
経営戦略の専門家ピーター・ドラッカーは、
「マーケティングの目的は、セリング(セールス)を不要にすることである。マーケティングの目的は、顧客について十分に理解し、顧客にあった製品やサービスが自然に売れるようにすることなのだ。」
引用元:フィリップ・コトラー(2002年)『コトラーのマーケティング・マネジメント 基本編』株式会社ピアソン・エデュケーション(5P、全428P)
つまり、営業(セールスマン)が外回りをして必死にお客さんを探しにいかなくても、お客さんが集まるようにすることがマーケティングの目的になるという風に書かれています。
ここであなたはこんなことを考えたかもしれません。
「飲食業だったらお客さんが勝手にみつけて集まるけど、うちは飲食じゃないしなぁ」
「顧客にあった製品やサービスを売るように普段からやってるよ!」
「自然に売れるってどういう状況?」
誤解がないようにお伝えしますが、
-飲食をやっていても勝手にお客が集まることはありません。
味が美味しい、雰囲気が好き、インスタ映えする、場所が便利などなんらかの理由を持ってお客さんは集まります。
それをどう集めるか?の工夫がマーケティングの一部です。
それ以外にも、
「顧客にあった製品やサービスを売るように普段からやってるよ!」
→実はこれまでの顧客の延長線以外にもあなたの扱っている商品、サービスを欲しいと思う顧客が存在してる可能性があります。
「自然に売れるってどういう状況?」
→お客さんが本当に欲しいと思っているものは何かを考えて、あなたが扱っている商品、サービスの見せ方を変えるだけでも新しいお客さんが集まる可能性があります。
あなたが普段なんとなく買っている製品を想像してみてください。
例えば、普段買っているシャンプーがあったとしたとしましょう。
おそらく、中身が切れるとあなたは同じシャンプーを買いに行くはずです。
しかし、一歩立ち止まって考えて欲しいのですが…
そもそも、あなたはなぜそのシャンプーを買っているのでしょうか?
-CMのモデルさんのファンだから?(多分そのモデルは別のシャンプーを使っていると思いますが…)
-友達が「これいいよ!」と勧めてきたから?
-値段が安いから?
-XXの効果を期待して
など、それぞれに違った理由があります。
顧客を理解し、その人が初めて商品/サービスを利用し、継続して購入してくれるための“しかけ”
がマーケティングなのです。
ちなみに身近な例としてシャンプーを取り上げましたが
たとえあなたの扱っている商品、サービスがB to Bでも、B to Cでも日用品であってもなくても、マーケティングを機能させることは可能です。
改めて、今回私が書籍から引用した下記の文章をみて、あなたならどういった方法が浮かぶか一度時間をとって考えてみてください。
「マーケティングの目的は、セリング(セールス)を不要にすることである。マーケティングの目的は、顧客について十分に理解し、顧客にあった製品やサービスが自然に売れるようにすることなのだ。」
本日はここまで。
あなたの事業に利益が今より残り、あなたの事業と人生がもっとよくなることを願って。