シンプルな割にふか〜い質問。

突然ですが

あなたは何屋さんですか?

ほとんどの場合はあなた自身の職業を答えると思います。


私の場合でいえば

”コンサルタントです”

と回答するのが普通でしょう。


それ以外でも

「弁護士です」

「住宅販売です」

「化粧品の販売です」

といった返答が一般だと思います。

あなたは本当は何屋さん?

例えば、あなたが住宅販売をしているとして

本当に販売しているのは住宅ではないはずです。

ここで大抵は

「ハァ?!」

と言われてしまうのですが、ホントにそうなんです。


目に見えるものとして売っているものが

住宅だったとしても

本当に売っているのは


住宅を通じたライフスタイルだったり

住環境の快適さだったり

住宅を持ちたいけど借金に苦しませないこと


だったり、実はそれぞれに全然違います。

コンセプトの違いではなく…

一般的にこういった内容を”コンセプト”と表現されたりしますが

こういった内容を考えるときに気にして欲しいのは

”あなたの商品やサービスを通じてお客さんをドコに連れて行ってくれるのか?”


ということです。


専門用語ではベネフィットと言いますが

お客さんが受け取る利益や便益、利点という風に捉えてみてください。

こういう視点で考えてみると

仮に似た商品を扱っている同業他社が存在していたとしても


厳密には競合しておらず、お客さんが受け取る利益には違いがあるはずです。

こういった内容を突き詰めると”何屋”なのか?に行き着きます

最初の例の住宅販売をとっても

「お客さんが一生を過ごす場所をサポートするライフスタイルアドバイザー」


という風に自分の仕事を考えると…


-子どもが生まれたときに安全で両親の睡眠時間も確保させる住環境提案

-子どもが反抗期に入ってもコミュニケーションが取れる導線を作る家具配置提案

-うつ病を予防する屋内採光スタイリスト

-老後になっても小さな手間で生活しやすい環境へ再アレンジする匠

-家を買っても毎年2回は家族旅行できるお金の余裕を作るライフプランニングのプロ


といったように全然違う表現になるはずです。

あくまで、妄想で考えてみましたが


”あなたの商品やサービスを通じてお客さんをドコに連れて行ってくれるのか?”


を考えると、お客さんからの見え方も変わってきます。


見え方が変わると

-人が集まりやすくなったり

-あなたがお客さんにしたいお客さんが集まる

そして何よりも、あなたが売る商品やサービスも広がっていくはずです。


あなたは一体、何屋さんなのでしょうか?

そして、今のお客さんからあなたは何屋さんに見えているのでしょうか?


時間はかかりますが、時間をかける価値のある課題ですよ。


本日はここまで。

あなたの事業に利益が今より残り、あなたの事業と人生がもっとよくなることを願って。


PS.
ちなみに

あなたが何屋さんか?は基本的に時代に合わせて変化するものです。

ブレない芯はあっても”見せ方”を変える必要はあるかもしれません。