年末が近づくと誰しも頭によぎるのは…
「来年はどんな1年にしようか(なるだろうか)」
ですよね?
きっと、このメールを読んでいるあなたは既に
来年の目標を立てたのではないでしょうか?
今回はそんな真面目なあなたのための
失敗しない目標のつくりかたをお伝えします。
これは
「設定した目標が正しいかどうか?」を確認するための方法
とも言い換えられるかもしれません。
(仮にまだ目標設定していなかったとしても参考になる内容です)
あなたが設定した目標が
正しい目標かどうか?
を確認するためのポイントを
結論から先に伝えると…
1. 目標が大きすぎないか?
2. 障害発生時の対策を織り込んでいるか?
3. あるべき姿(ありたい姿)に近づくための目標になっているか?
上記の3つです、一つずつ簡単に解説していきます。
1. 目標が大きすぎないか?
これを判別するための簡単な質問があります。
「もし、あなたが設定した目標を達成しなかった場合…
来年を迎える直前の12月31日に死にます」
と言われたときに
「この目標は無理かな…」
と、感じたとしたらそれは設定した目標が大きすぎる、
または達成するまでの具体的な道筋を描けていないことになります。
誤解を恐れずに言えば、
目標には大きいも小さいもありません。
目標を達成する習慣をつける方が重要です。
よくある失敗例は
“毎日10㎞走る!”
と口にしてみたものの、続かないパターンなどですね。
2. 障害発生時の対策を織り込んでいるか?
さきほどの
“毎日10㎞走る!”
が良い例ですが、
さらに”あるある”なのは
目標を設定しても障害発生時の対策が織り込まれていないケースです。
仮にあなたが”毎日10㎞走る!”と目標を設定し
初日はイヤ~~な気分で朝早めに起きて
ランニングを始めてみたとしましょう。
初日は嫌だったものの、
少しずつ走るスピードが上がったり、
体が以前よりも軽くなったように感じ始めた
その矢先、あなたを次に襲うのは…
冷たい雨の日です。。。
(目が覚めたら、寒い部屋と外から雨音のする薄暗い朝を想像してみてください…)
「健康のためにランニング始めたのに風邪をひいては意味がないし…」
「たまには休むことも大事じゃないだろうか…??」
あなたを納得させるための言い訳はいくらでも思いつくわけです。
なんとなく休みをいれると…
徐々にランニングの回数が減っていき…
「寝過ごした…」
「ランニングに行く服が乾いていない…」
「今日は二日酔いだから…」
などなど、言い訳が無数に増えて…
最終的には継続しなくなります。
なぜこうなるのでしょうか?
答えは単純。
目標設定の中に障害発生時の対策を織り込み忘れているからです。
今回のパターンで言えば、
「ランニングに行きたくない(または行けない)」
といったことが起こった場合
① ベッドから出て、外の空気を吸って、ストレッチ10分間したらランニング免除
② その場足踏みで3000歩達成したらランニング免除
などなど
身体的、精神的障害発生しても
あなた自身を”許す”ことのできる対策を
織り込んでおけばいいのです。
仮に①を実行していて、
気分がノってくればランニングに出かけてもいいわけですよね。
これを設定しておかないと、
真面目なあなたは
「自分は自分の約束すら守れないダメな人間だ…」
と、暗黒面へ落ちてしまします。
障害発生時の対策=自分を許すための逃げ道と理解してもらっても大丈夫です。
私も私自身(日向将圀)と
付き合いを始めて33年以上経ちました。
さすがにいい加減
自分の良い点、悪い点、クセ、行動パターン
も理解できています。
あなたも自身に合わせた障害発生時の対策も目標に織り込んでください。
3. あるべき姿(ありたい姿)に近づくための目標になっているか?
これには2つの小さなポイントがあります。
1)目標に対して心から達成するための「理由・目的」を準備できているか?
改めてあなたの設定した目標に対して
“なぜ”
と問いを繰り返してみてください。
先ほどの毎朝10㎞ランニングを例に出せば
「そもそもあなたは本当に10㎞ランニングを達成したいのか?そうだとすれば、なぜ?」
仮に、
最近出てきたお腹をひっこめるのために…
手段として毎朝10㎞ランニング…
目標を設定したのだとしましょう。
そもそも、目的達成のためにランニングしか方法がないのでしょうか?
運動生理学的に言えば
60分間のウォーキング=23分間のランニング=9.5分間の水泳は
消費カロリーとして等価です。
上記以外でもいくらでもお腹をひっこめるための方法は思いつきますよね?
設定した目標が本当に正しい目標だったのだろうか?
を事前にチェックしておかないと、
せっかく設定したあなたの目標も…
「そもそも本当に達成したい目標だったのだろうか?」
と考え始め、土台から崩れてしまいます。
2)あなたが本当に達成したい目的の通り道に目標があるか?
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目標を決めるときに気をつけたいポイントがあります。
それは「あるべき姿」と「目標」とは必ずしも一致しないということ。
これは、特に問題解決をするうえでよく発生するミスです。
(大きなあるべき姿ほど)ひとつの対策や目標達成では到達できないのが普通です。
あるべき姿を実現するためには、
通常、複数の目標を達成したり、ステップを踏んだりする必要があります。
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「トヨタ 仕事の基本大全」中経出版社 CHAPTER_7 LECTURE92より引用。
目標設定の段階では、
「あるべき姿」を実現する目標ではなく、
そこに至る過程としての目標を立てるのが原則です。
出てきたお腹を引っ込めたい。
あるべき姿を胴回りを96㎝以下に抑えたい…と設定したとして
それに至るためには、
摂取カロリーの見える化、基礎代謝量の把握、脂肪削減のための方策調査と策定、日・週・月のカロリーチェックと修正、鍛える筋肉の特定、鍛えたい部位に効果的なトレーニングの調査と実施、脂肪量・筋肉量の定期測定…
などなど、小さな目標は無数に設定できます。
ただし、
“それらの目標を達成していくことであるべき姿に達成できるか?”
を常に意識していなければ間違った方向に進んでしまいます。
少し長くなってしまいましたが…
改めて以下の視点であなたの設定した目標を見直してみてください。
1. 目標が大きすぎないか?
2. 障害発生時の対策を織り込んでいるか?
3. あるべき姿(ありたい姿)に近づくための目標になっているか?
本日はここまで。
あなたの事業に利益が今より残り、(来年の)あなたの事業と人生がもっとよくなることを願って。