人を動かす

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1937年初版のD・カーネギーの”人を動かす”

なんかは特に有名ですよね。

これだけ昔から存在していて、未だに同じ問題を扱った書籍が出続けるくらい、永遠の課題と言えるような内容ですよね。

特に、人手不足倒産なんて言葉がニュースをにぎわせている現代では新入社員や現在のスタッフが定着してくれるかは会社の死活問題に直結するようになりました。

きっと、あなたは

部下に仕事の指導をするとき「会社のためになるから」「お客様のためになるから」という言葉を使うことがありますよね?


それは正しいかもしれませんが、実際には部下の心には響かないものです。
きっとあなたも若かった頃、上司に言われたことがあり当時、この言葉に対して

ちょっとした疑問や反感を持ったことがあるのではないでしょうか?

なので、部下に
「もっとこうしたら効率よくできるじゃないか、だからこうしなさい」

といってもその場では言われた通りにやるかもしれませんが持続的な行動にはつながりません。


それよりも
「こうすると楽になる」
という言い方をしてあげる方が納得して行動に移してくれやすくなります。

ベネフィット(メリット)が人を動かす。

私も相談を受ける際は関係部署のリーダー(キーマン)の年齢、勤続年数、家族構成などを意識的に聞いています。

支える家族にはどんな人がいるのか?

出身は?

子どもはいるのか?何人?何歳か?

いずれ改善に成功した時、その人が最も喜ぶことは昇給することだろうか?

管理を楽にしたり、本人の右腕となるようなスタッフを育てる助けをすることで、

彼/彼女が掴まり立ちを始めた子どもと家族の待つ家へ早く帰れる体制を整えて上げることのほうが喜ぶだろうか?

などなど。

メリットやベネフィットが相手を動かすのはすでに理解されているあなたでも、相手にとって本当のメリットとはなんだろうか?

と、改めて考えることで今までとは違った考え方やアイデアがひらめくかもしれません。
(必ずしもお金だけが相手にとっての本当のメリットとは限りません)

念ずれば、花開く。 です。

本日はここまで。

あなたの事業の利益が今より残り、あなたの事業と人生がもっとよくなることを願って。