先日、TVを見ていたところ…
先日、宮崎のテレビ(土曜U-doki)を見ていたところ
めずらしく地元の新富町に取材が来ていました。
IoTを取り入れたスマート農業の特集だったようです。
私の知り合いもTVに出演していて
「いまはスマホでハウス内の温度調整などができる」
といった話が流れていました。
”温度湿度など必要な情報がすぐ見れるのですごいな〜”
と、感心しながらテレビを見ていました。
こういったシステムをどんどん農家さんに使ってもらいたい!
このようなシステムを取り入れることで
外出先でも農地の情報がわかりますし
毎回ハウスに行かなくても、大体の状況は把握できる
といった、
”これいいじゃん!”
と農家でもない私もいいね!と感じる機能がたくさんありました。
そう思うと同時に
けど、このままじゃあんまり売れないかも。
とも感じてました。
※私は農家でもないですし、実際どれくらい売れてる?
も知らない状態で書いている妄想記事ですのであしからず。
売り手と買い手の欲求はたいていズレる
こういった素晴らしいシステムの背景には
-農家の減少
-ひとりあたりの農地面積の拡大?(ここはうろ覚え)
-農家の高齢化
といったことがあり、省力化、省人化に重きがおかれていそうなことはわかりました。
うまくすれば、もっと少ない労力や時間で農業ができそうな素敵な提案だと思うのですが…
買い手側(農家さん側)が
”今までよりもっと労働時間を減らしたい!労力を減らしたい!”
と、買い手と売り手の欲求が合致しないと売れません。
ここで、心配なのは
「働く時間を減らしたいと心の底から思っている農家がどれだけいるか?」
です。
ひとによっては
「どうせ畑は自分で見に行くからいらん。」
「機械はよ〜わからんからいらん。」
という層がけっこうたくさんいそうな気がして厄介そうだな。
と客観的に思っていました。
こういった
売り手と買い手の欲求がズレてる
ことってけっこうあります。
ヒトは感情でモノを買う
性能や機能というのは事実なので他人にも説明しやすいですよね。
「この製品はこの機能が違うんですよ〜」
「この商品はこの性能がいいんですよ〜」
と説明はしやすいのですが、実はコレってあんまり買う理由にはなりません。
この素晴らしいシステムをもし売るとしたら
もうちょっと感情が動くようなエピソードを私なら付け足します。
例えば…
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宮崎の農家、とあるAさんの話。
私の実家も農家です。
子どもの時の遊び場は両親の働く畑でしたし
少し大きくなると、箱詰めや出荷の作業を手伝うようになりました。
私は両親のことも、この農業も大好きです。
けど、ひとつだけ悲しいことがあります。
それはたったの1度も家族旅行にいったことがないことです。
心配性の両親は
畑が心配。
急に天気が変わったら何があるかわからない。
と、畑の心配ばかりしていました。
時がたち、私も大人になりました。
両親は元気ですが、高齢なのであまり遠くに行くのは気が向かないようです。
いまは、私も農家です。
子どももできました。
けど、私は…
「家族旅行にいける農家になりたいんです、そして同じような人の手助けもしたい」
もしあなたも私と同じことを考えたことがあるなら
あなたにもこのスマート農業を試して欲しいんです。
—————-
かなり妄想で書いてみましたが
この説明ではひとことも機能や性能の話はしていません。
けど、私の妄想がけっこういい線いっていれば
このストーリーで興味を持ってくれる方は増えるでしょう。
ヒトは感情でモノを買う。
お客さんは便利になるから、だけでは中々買いません(特に値が張るもの)
便利になったその先で達成したいこと、避けたいことはなんなのか?
機能、性能よりも商品/サービスのそのもっと先で
なにを得られるかを考える必要があります。。
あなたのセールストークが機能や性能中心の話になっていたら
ココを注意してみてください。
本日はここまで。
あなたの事業に利益が今より残り、あなたの事業と人生がもっとよくなることを願って。
PS.
ちなみに、このテレビに出ていた方々を中傷するような意図はまったくありません。
こんな問題起こるかも?という妄想多めの記事でした。
PPS.
そうそう!
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